動の赤と静の青

幾千万の星から 貴方を見つけられる

現場に行ってきた

担当を生で観た。約2ヶ月間の担当グループのツアーがついこの間オーラスを迎えた。

 

私は結局、オーラス含めて複数の公演に入った。全部で5都市を巡った。平日死ぬ気で働いて仕事を終わらせ、毎週末どこかしらの地方のアリーナにいた。

 

現場に入る前、「まだ生で観てないのにそんなに拗らせてて大丈夫?」って友人各位に言われてたんだけど、大丈夫じゃなかった。実際入ってみてもっと拗らせた。

 

もちろんここで証拠を示す術はないので、戯言だと思ってもらって結構だけど、結論から言うと私は担当に所謂「ファンサ」と言うものを頂いた。トロッコが通る通路最前の席を、アリーナとスタンドとそれぞれ1回ずつ引いたのだ。(これは完全に運で、会場に入ってからお金でどうこうしたりはしてません)

 

自分が世界で1番愛してやまない人の瞳に、本当に一瞬だけど、その瞬間だけは、自分だけが映ってるってすごいことだなあと思う。

自分を、というか自分が持ったうちわを見て、笑ってくれて目を見てくれて…ファンサってすごい。純粋にファンサ貰えてめっちゃ嬉しい。友人に自慢しまくった。一緒に喜んでくれてありがとう。

 

結局、すべての公演を終えてみて、トロッコの最前も天井席も立ち見席もそしてセンターステージ、メインステージの近くのアリーナ席、バックステージの近くのスタンド席と一般に言われる良い席も悪い席も様々な席をすべからく経験した。その結果、自分の応援スタンスのようなものが確立された。

 

ファンサを貰うより自担の歌って踊ってるところが観たい

 

それが私の結論だった。前述の通りファンサを頂く喜びというのは計り知れない。苦労して作ったうちわに気づいてくれて、何かしら反応をくれる。好きな人の瞳に自分が映る。それは例えば他のヲタクに対する優越感にも繋がるのかもしれない。

だけど私は、それに夢中になって目の前で歌って踊ってる担当に集中できないのはなんか違うなあ、と思った。実際スタンドトロッコが通る最前の席に着いた時は、トロッコが通る瞬間(結構終盤)まで落ち着かなくて、トロッコが通ったときにファンサを頂いてからは、20を過ぎて恥ずかしいけど、立てなくなってしまって全然ライブ自体に集中できなかった。もちろんそれすらも幸せな思い出であり記憶だけど、もったいなかったなあという気持ちが残った。

 

その代わり、センターステージ近くのアリーナ席だった時はファンサは頂けなかったけれど、全身全霊で歌って、華奢な四肢をダイナミックに動かして踊って、最高にキラキラ輝いている担当を常時近くで観ることができて、めちゃくちゃ幸せだった。今回のライブはラストのセンターステージでの大胆なレーザーや照明を用いた演出が醍醐味だと個人的には思っているから余計に。担当の立ち位置の直線上でラストの挨拶を聞いたときはボロボロに泣いた。同行者に大丈夫ですか?と言われるほど。

また、バックステージ近くのスタンド席だった時は、目の前で担当が私の1番好きな曲(これからの決意表明の曲。メンバーで歌詞を持ち寄って作詞した曲)をワンフレーズ歌ってくれて、またしても同行者に心配されるほど泣きながらこの人に一生ついていこうって密かに誓ったりした。ちなみにその時はもうファンサとかどうでもよかった。私は彼が今ステージに立って歌ってくれていることが何よりのファンサービスだと思った。

私は彼の歌っているところが1番好きで、歌っているところをテレビで見て好きになったから、生で歌っているところを見られるのはこれ以上ない喜びだ。顔がめちゃくちゃ好みで、スタイルも好きで、笑った顔も愛しくて、歌声が好きで、癖の塊だけど歌い方も、マイクの持ち方も、仕草も大好きだ。それが生で、近くで観られるなんてこれ以上ないくらいの幸福だと感じた。だからトロッコが通る一瞬にかける席よりも、アリーナでステージの近くの席がいいなあ。

 

こんなことをごちゃごちゃ書いたけど、担当がステージに立っていれば私にとってはどこでも「良席」なんだと思う。もちろんさっき書いたみたいにステージ付近のアリーナが1番好きだ。だけど実際天井席でも存分に楽しかったし、なんなら立ち見では柵を掴んだことでバンギャ時代の感覚が戻ってきて1番盛り上がり騒いだような気がする。同じ空間にいることができて、ステージに担当がいて、歌って踊っている。それを私は遠くても観ることができる。スタンド後方でも椅子のない立ち見でも、負け惜しみでもなんでもなく、それだけで私は死ぬほど幸せだった。ちなみに、オーラスで担当が「後ろの方も見えてるからな!場所なんて関係ねえから!」って言ってくれて泣いた。めちゃくちゃ大好き。

 

担当が生きてることがファンサービス

 

この一言に尽きる。生まれてきてくれてありがとう。ジャニーズに入る決断をしてくれてありがとう。ジュニア時代を経て、グループとしてデビューしてくれてありがとう。私は新規なのでその辺りのことを軽率に語るのは控えるけれど、ジュニア時代ユニットを組んでいた仲間との事や、グループの形が不安定だったり、学業との両立に悩んだりしながらも今こうしてステージに立ってくれていて本当にありがとう。そして私を貴方のファンにさせてくれて、ありがとう。

グループの最年長(担当とシンメの関係にあり、私がとても尊敬しているメンバーだ)が「ファンのみんながいないと俺たちはステージに立ててないから」と言ってくれたが、私は「貴方たちがステージに立ってくれていないと、私たちはファンでいられない、だからありがとう」と思う。

 

もちろん席やファンサに対する価値観は人それぞれで、あくまでこれは私の感じたことだから、「いかに自担の視界に入れるかどうかが命!」というタイプのヲタクを否定しているわけではない。そもそも自分のチケットで現場にいるわけだからどんな楽しみ方をしようが周りに迷惑さえかけなければそれは本人の自由だし、特に赤の他人に興味もない。

(まあ私は席が悪かったから帰りたいと言ったり、ファンサ貰えなかったから担当をボロカスに言うような人とは価値観が根本から合わないので絶対に連番はできないけど)

 

きっと一般人だったとしても幸せな人生を歩めただろう彼が、常に他人と比較される厳しい環境で、自由に恋愛もできず、プライベートで出歩くこともある程度制約され、心ない人たちに好き勝手に言われることもある、「アイドル」を選んでくれた事に感謝したい。きっと私なんかには計り知れない程の努力や苦労があるんだろうなあ。嫌いなジャニーズランキング11位だったって言ってたけど、貴方に投票した人はとことん見る目がない。もはや見えてない。かなりやばい。だから気にしないでほしい。でも知名度があって注目されてる証拠だと仰る担当のお母様は流石だなと思った。芸能人とはそれぐらいのメンタルじゃないとやっていけないんだろうな…

ちなみに私にとっては好きなジャニーズランキング1位〜30位すべて貴方で、理由も全部考えられるので安心してほしい(?)

 

 

そして私には夢ができた。彼らのグループのドームコンサートに行くことだ。彼らは残念ながらまだドームに立っていない。その辺の事情は私には分からないけれど、私はドームで彼らが見たい。遠くていい。アイドルだから。遠い遠い広いステージの上に君臨していてほしい。距離があって当然で、「距離の近さ」や「接触」を求めるなら私は別の界隈のヲタクになるだろう。(本音を言うとたまには近くでも観たいからアリーナでもコンサートしてほしいけど…)

 

今回のツアーをみて、ああこの5人はアリーナクラスに収まってていいような人たちじゃないなと思った。もっと大きな広いステージで輝ける5人だと思った。「ドームコンのチケット取れない!」「初めて行ったコンサートではあんなに近くにいたのに!」って私のことを嘆かせてほしい。

 

私は東京ドームを一面紫に染めてソロ曲を披露する担当が見たい。東京ドームを彼の色に染めてしまう担当が見たい。

 

本当に幸せな約2ヶ月をありがとう。ツアーが終わらないうちに次の現場の予定が発表されて、おそらくまた来月には担当の元気な姿をみることができそうで、嬉しい反面メンバーの体調が心配になったりする。老婆心だけど。個人の大きな仕事を並行しているメンバーもいるし夏にはグループとしての一大仕事もある。新曲のプロモーションも。めちゃくちゃ忙しいのではないだろうか…?こんなこと一ファンの私が心配するなんて差し出がましいけど、本当に健康にだけは気をつけてほしい…

 

次のツアーは今回のコンサートで新しくできた友人と回る予定だ。友達ゼロの状態でスタートしたのに4人も友達できたの、我ながらすごいなあと思う。社会人にもなるとなかなか新しい友人ができることって普段の生活ではないんだけど、これも担当のファンになれたおかげだ。

 

最近のいろんな騒動でジャニーズ事務所は色々言われているけど、誰が何と言おうと私は担当のいるジャニーズ事務所が好きだし、彼は生まれ変わってもジャニーズに入ると言っているので、私も生まれ変わってもジャニヲタになるだろう。

 

菊池風磨さん、私のことファンでいさせてくれてありがとう。貴方とSexy Zoneがいつまでもステージの上で輝いてくれていますように。